センサーを選ぶには
センサーを選ぶには、どうしたらいいのでしょうか?
まずは、その物理的な現象を捉え、取得したデータが有効であることを確認する必要があります。
センサーは、大きく3種類のI/Fに別れています。
- アナログ信号が出力されるタイプ
- シリアルインタフェース(I2C、SPIなど)からデータとして出力されるタイプ
- パラレルデータとして出力されるタイプ
1)アナログ信号が出力されるタイプ
こちらのタイプのセンサーは、高い精度が要求されるものや微弱な信号を扱う場合が多く、アナログフロントエンドの回路技術に精通している必要があります。
電圧タイプもあれば、電流タイプもあります。
このタイプのセンサーからは、計装アンプと呼ばれるタイプのOPアンプなどで波形整形したのち、ADCへ取り込むのがいいと思われます。
マイコンに内蔵タイプでもいいですし、この後説明するI2CやSPIで接続するADCを利用してもいいでしょう。
ただし、微弱な電気信号のため、電源はかなり考慮した設計が求められると考えた方がいいでしょう。
2)シリアルインタフェースでデータが出力されるタイプ
シリアルデータで出力されるセンサーは、ここ数年非常に増えてきました。RaCOTA+でもPmodのI/Fを搭載しているため、PmodのI/F形状にしてあるセンサーを使用することで、TAT短縮が図れます。
ただし、既製品のPmodでは取得できないようなケースは、ユーザ様でご用意する必要があります。